水質職Y.T

更新日:2021年05月31日

庭窪浄水場浄水管理室水質管理課長Y.T

これまでのあゆみ

1年目

人情味のある先輩職員に恵まれながら、一つ一つ経験を重ねる毎日

大学で学んだ専門知識(有機化学)を活かすことができる仕事に携わりたいと思い、化学職採用を行っていた大阪府を受験し、無事合格。平成4年4月から大阪府で勤務することになりました。最初の配属先は、水質試験所(現、水質管理センター)で、平成7年までの4年間勤務することになりました。最初の2年間は水源や送水幹線の水質検査担当で、滴定などの手分析が中心でした。ベテランの先輩職員から懇切丁寧に教えていただいたのが印象に残っています。後半2年間はオゾン、GACによる高度浄水処理稼働に向けた実証プラントによる調査担当となり、連続運転のデータ収集や、かび臭、農薬の処理性把握を行いました。日本水道協会の研究発表会で緊張しながら報告したことが印象に残っています。

7年目

専門分野を究めつつ、他職種との交流で視野を広げる

庭窪浄水場では平成8年から平成12年までの5年間勤務し、浄水処理について勉強することができました。特に、平成10年はオゾン、GACによる高度浄水処理の全面稼働となった年で、稼働直後に水質が安定するまでの間、24時間体制で水質監視を行ったことが印象に残っています。また、浄水場では水質職以外に土木職、設備職の職員も在籍しており、日々の業務での関わりが多かったことから、他職種の方とも公私にわたり交流でき、よい人間関係を築くことができました。

12年目

新たな課題発生も、知識を深めるチャンスに

村野浄水場では平成13年から平成15年の3年間勤務しましたが、平成16年の水質基準全面改訂に伴い、オゾン処理で生成する臭素酸が水質基準となることが分かり、浄水場でのオゾン管理が最重要課題となっていました。実施設を活用してオゾンと臭素酸の関係性について調査を行いましたが、調査計画の立案から結果のとりまとめまでを主担として担当しました。浄水場の皆さんの協力を得て、臭素酸を水質基準値以下に抑制しながら適切なオゾン管理による浄水処理を行うための知見を得ることができました。

20年目

水質関連業務から離れた部署に異動し、業務の幅を広げる

企業団発足の平成23年からの2年間は東部水道事業所で広域連携担当として勤務することになり、これまでの水質関連業務とは全く縁のない業務に携わることになりました。東部管内の受水市町村の担当者と広域連携に関する種々の調整に苦戦することもありましたが、上司から適切なアドバイスを受け、業務にあたることができました。また、貯蔵品購入や公用車の車検も担当で経理処理を経験したこともあり、簿記3級を合格することができました。

26年目

他団体へ出向し、企業団では経験できない業務に従事

企業団と受水市町村との人事交流で堺市上下水道局に勤務することになりました。平成29年の1年間だけでしたが、水道事業について勉強することができました。特に、お客さまからの苦情対応や水質不安への対応、漏水事故への対応などは貴重な体験でした。この人事交流で得ることができたことを、企業団で活かすことができればと思っています。

企業団への就職を考えている方へ

大阪広域水道企業団は「大阪府民のみなさまに安全で良質な水を途切れることなく送り届けること」が使命であり、水道に特化した非常にわかりやすい仕事です。その中でも、水質職は企業団が作る水道水が「安全で良質」であることを水質検査により確認するという非常に重要な部分を担っています。
また、水質職の業務は水質検査だけではなく、浄水処理で生じる様々な課題を解決するための調査、室内実験装置などを用いた浄水処理性調査、受水市町村における水質課題への解決策の提案など多岐に渡っています。さらに難易度の高い水質課題については、必要に応じて大学や研究機関への委託調査も行っています。
生活に欠かすことのできない水道水を安定して供給するために、私たちと一緒に働きましょう。

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オフィス内で撮影された水質職Y.Tさんの自己紹介の写真

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