土木職S.K

更新日:2022年08月08日

南部水道事業所建設整備室室長S.K

これまでのあゆみ

1年目

府民の飲み水を供給する仕事の重要さを感じた

大学で土木工学を専攻したことを活かし、まちづくりに関する仕事がしたかったため公務員を志望し、大阪府庁を受験し平成5年度に採用されました。そして、配属されたのが水道水を市町に送水するための水道管路を建設・維持管理する「水道部北部水道事業所」でした。
最初に担当した業務は、水道管路上にあるマンホール施設をいつでも使えるよう維持管理するための「弁室清掃工事」の設計と監督業務でした。この工事は、交通量の多い道路では交通規制して夜間に工事を行うため、徹夜で監督業務にあたりました。
この業務を経験し、「蛇口をひねれば当然のように出る水道水には、見えないところでこうした作業があってのことなんだな」と感じました。

6年目

失敗と成功を重ねながら、大きなプロジェクトを達成

水道水の水源である淀川上流の琵琶湖において、プランクトンの活動が原因となって水道水がかび臭くなることがしばしばあり、当時は「水道水はまずい!」と言われていました。
このかび臭を除去し、安全でおいしい高度浄水処理水を府内全域に届けることを目的として建設工事が真っ最中であった村野浄水場の高度浄水処理施設を建設する事務所に3年間配属されました。
この現場では、直径が2.2メートルといったとてつもなく大きな水道管の布設工事やその他の土木工事の設計・監督業務を担当しました。ここでは、工事費が億円レベルの工事を任され、大きなプロジェクトに加わる事ができたことで工事完成時の達成感もとても大きなものでした。
また、私の担当する仕事で失敗し、周りの多くの職員に助けていただいたことや、高度浄水処理施設の完成をPRする大阪府政CMにも出演出来たことが印象に強く残っています。

8年目

現地調査は体力勝負

本庁の計画部門に配属され、能勢町と豊能町へ新たに府営水道から送水するための送水管(総延長約10キロメートル)の計画を担当しました。私の役割は、布設する複数のルート案を抽出し、最適ルートの選定を行うことでした。
埋設ルートや管口径、ポンプ場や浄水池の設置場所を決めるため、ひたすら現地を歩いて調査し、くたくたになって帰宅したことがいい思い出です。

13年目

出向先で、老朽管を新しい管路に生まれ変わらせる工事を担当

主査に昇任し、大阪府水道サービス公社(注釈)へ出向しました。
ここでの私の担当業務は、老朽化した水道管にひとまわり小さな新しい水道管を挿入し、管路を更新する工事の設計・監督でした。
水を抜いた真っ暗な古い水道管の中を数百メートル先まで這って行き、管の内面状態を調査した時は、もぐらはこんな感覚の生活なのかと思ったこともありました。
(注釈)大阪府水道サービス公社…大阪府水道部が設立した外郭団体で、水道施設の維持管理業務や、改良工事設計及び監督業務などを行っていた。大阪府財政再建プログラムにおける出資法人見直しにより、平成21年3月をもって解散。

20年目

土木職の現場を離れ、企業団の立ち上げに携わる

本庁の経営管理部門に配属され、それまで土木職として経験した「現場」や「計画」などとは全く異なる新たな業務環境でした。
大阪府水道部から大阪広域水道企業団に組織が変わることが決定され、企業団を立上げるための業務の一部を担当しました。
1年間という短い準備期間で一つの特別地方公共団体を立ち上げなければならないというタイトなスケジュールでしたが、関係者の皆で力を合わせて何とか平成23年度から企業団の事業を開始することができました。

企業団への就職を考えている方へ

「大阪府民約600万人の皆さんのための水道用水を供給する」、また、「府内400社以上の企業に工業用水を供給する」、さらには、「住民の方々に直接給水する市町村域水道事業で飲料水を供給する」といったライフラインの仕事に従事することは、とてもやりがいがあります。
当たり前のように24時間365日絶やすことなく水を送り続けるため、その蔭ではいろいろな仕事があります。
土木職の仕事では、休日や夜間の工事監督といった大変な一面もありますが、担当としてその仕事をやり切った後の達成感はひときわ大きいものです。
こうした縁の下の力持ちといえる仕事をやってやろうじゃないか!というやる気のある方をお待ちしています。

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