ご家庭での備え
目次
- 飲料水を備蓄しましょう
- 「災害時に水を配る場所」を調べておきましょう
- 企業団公式X(旧Twitter)で最新情報を確認
- 断水や濁り水が発生してしまったら
- こちらのページも合わせてご覧ください
▶ 企業団の取組(地震・災害に強い水道をめざして)
飲料水を備蓄しましょう
人が生命を維持するのに必要な飲料水の量は1人1日あたり3リットルと言われています。
大きな災害が発生した場合に備えて、最低3日分の飲み水や食べ物を用意しておくことが大事です。
大阪広域水道企業団では、市町村とともに、災害に強い水道の構築や応急給水拠点の整備等に取り組んでいますが、ご家庭や職場でも災害時に備えて飲料水の備蓄にご協力をお願いします。
(例:4人家族の場合)3リットル×3日分程度×4人家族=36リットル程度

水道水を備蓄する方法は、以下を参考にしてください。
市販のペットボトル水などを備蓄する方法もありますが、その際は賞味期限等にご注意ください。
水道水を使った備蓄水の作り方のポイント
ステップ1 | 清潔でふたができる容器を用意する |
容器内が汚れていると水の中の消毒用塩素がすぐに消失し細菌が繁殖しますので、水道水で何度もよく洗ってください。
ステップ2 | 水道水を蛇口から直接容器に入れる |
浄水器を通した水、沸騰させた水、井戸水などは消毒用塩素が含まれていないため備蓄には向きません。必ず水道の蛇口から出てくる水を直接入れてください。
ステップ3 | 容器は満水にして、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保管する |
容器に空気が残らないよう、水を口いっぱいまで入れてしっかりふたを閉め、日陰の風通しのよい場所で保管してください。
ステップ4 | 定期的に容器内の水道水を入れ替える |
保管中に消毒用塩素が消失し細菌が繁殖するおそれがありますので、3日程度で定期的に入れ替えをお願いします。消毒用塩素は水温が高いときほど早く消失しますので、暑さが続く日は早めに入れ替えるようにしてください。また、取り替えた水はお風呂や庭木の水やりなどに有効に活用しましょう。
生活用水の確保について
断水時は、飲料水だけでなくトイレなどの生活用水も必要となります。
お風呂の水を捨てずに溜め置いておくなど、生活用水の確保にも努めていただきますようお願いします。
なお、小さいお子様がいるご家庭では、溜め置いた水の管理に十分ご注意ください。
「災害時に水を配る場所」を調べておきましょう
大きな災害や漏水事故が発生して、水道が使えなくなってしまったときは、給水車で地域の応急給水拠点まで水道の水を運びます。
応急給水拠点とは、災害のときなどに水を配る場所のことです。
いざというときのために、お住いの地域のHPで応急給水拠点の場所を確認しておきましょう。
また、応急給水拠点には、水を入れる容器がない場合があります。空のペットボトルなどを用意してください。
水を入れた容器は重くなります(1リットル=1kg)。持ち運びにはリュックサックやキャリーカートなどがあると便利です。
応急給水(おうきゅうきゅうすい)
災害の時は、給水車で応急給水拠点に巡回給水を行います。住民の皆さまは、水を入れる容器を持参ください。
容器がない方には、給水袋を用意しております。
応急給水拠点(おうきゅうきゅうすいきょてん)
災害のときなどに、住民の皆さまに水を配る場所です。
各市町村の地域防災計画などで公共施設や公園などが指定されています。
応急給水拠点の開設状況は、企業団公式X(旧Twitter)で情報発信します。

給水車(きゅうすいしゃ)

水道水を運んで配るための車です。給水車には、タンクや給水口(蛇口)が装備されています。
なお、給水車は住民の皆さまのご自宅までは向かいませんので、指定の応急給水拠点までお越しください。
仮設給水栓(かせつきゅうすいせん)

災害のときに使う組み立て式の蛇口です。給水車に直接繋ぐことができます。
給水袋(きゅうすいぶくろ)
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断水や濁り水が発生してしまったら
(1) すぐに水道の元栓を閉める
元栓を閉めることで、濁り水がご家庭の水道管に流入することを防ぐことができます。
温水洗浄便座、ヒートポンプ式給湯器(エコキュート等)、電気温水器等の故障防止にもつながります。
(2) トイレに水を流さない
地震等による災害が原因で断水が起きた場合、下水管や道路の配管、建物内部の排水管が破損している可能性があります。
排水管が破損している場合に水を流すと逆流のおそれがありますので、使用前に排水の状況をご確認ください。
〇 濁り水が発生している場合は、水道水のご使用をお控えください。
断水解消後の注意点
断水の解消後は、濁り水が出る可能性がありますが、しばらく水を出していただくときれいな水に戻ります。
水をお使いいただく際は以下の点にご注意ください。
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温水洗浄便座、ヒートポンプ式給湯器(エコキュート等)、電気温水器等で、濁り水を使うと故障するおそれがあります。先に散水栓等、別の蛇口で、濁りがでないか確認してからご使用ください。
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水が濁っている状態で洗濯機を使用すると、洗濯物が汚れるおそれがありますので、控えてください。
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水が赤茶色に濁っている場合は、飲まないでください。
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水が白く濁っている場合は、水に空気が混じった状態ですのでご使用には問題ありません(コップにくみおきすると透明に澄んできます。)。
お問合せ先
危機管理課 危機管理・広報広聴グループ
〒540-0012
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ファックス:06-6944-6868
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更新日:2025年03月19日