新技術に関する取組等

更新日:2022年11月01日

新技術開発に係る共同研究

これからの水道事業は、大きく変化する社会情勢の中で多様化するニーズに応えていかなければなりません。そのため、企業団内だけではなく、より広い分野から将来の水道事業に貢献できる新技術を集める必要があります。

そこで、企業団では、企業団以外の機関と水道技術に関する調査又は研究などを共同で実施するため、「大阪広域水道企業団技術開発に係る共同研究等実施要綱」を制定しています。

省エネルギーの取り組み、自然エネルギーの利用促進

導入しているシステムなど

・集中監視制御システム(浄水及び送配水)

各送配水施設から送られる水の流れや水質、各施設の状態などの情報を集中監視するとともに、それらの情報をもとに、ポンプやバルブ等を遠隔制御して、浄水処理や送配水をコントロールしています。

 

・水質モニター

送水幹線の市町村への分岐地点や企業団の主な施設において、水道法で1日1回以上検査することが定められている色・濁り・消毒の残留効果(遊離残留塩素)に加え、PH値・電気伝導度・水温について、連続監視を行い、広域的な水質を常時把握しています。

 

・自動検針システム

従前の訪問検針より、スピーディで効率的な事務処理を行うため、自動検針システムを導入し、通信事業者の電話回線(NTT回線)を使用して自動的に検針を行っています。

 

・アクアネット大阪

企業団と各受水市町間の水質、水量及び配水池水位などの情報交換を行うため、企業団及び各市町に端末機を設置して、情報ネットワークを構成しています。

 

・保全・図面情報管理システム

点検情報、故障情報及び図面情報等を電子化及び一元的に管理し、情報を共有化しています。設備の保全業務を支援するためのシステムで、点検業務支援システム、故障報告書管理システム、機器名簿管理システム、図面情報管理システム、補修報告書管理システムの5つのシステムから構成されています。

 

・管路情報システム

企業団の管路情報を地理情報システム(GIS:Geographic Information System)上にデータ化し、地図上の管路や付帯施設と図面情報をリンクさせて一元的に管理し、情報を共有しています。

 

・水質データ管理システム

企業団(水道用水供給事業)における水質検査結果を格納するためのデータベースであり、水質管理業務を行うため、水質検査項目の設定、水質検査結果の入力、日報・月報・年報の作成、各種データの解析等の機能を有しています。

 

・セキュリティ設備

送水施設への第三者の侵入を検知するため、各機場に赤外線センサー及び赤外線センサーと連動する監視カメラを設置しています。

 

・コイ及びメダカを用いた原水水質監視装置

水質監視のもう一つの目(水質管理センターリンク)

水槽内のコイやメダカをテレビカメラで常時撮影し、その映像を画像処理してコイやメダカの行動パターンに異常(有害物質から逃れるような行動)があれば、警報を発報します。

 

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