水質管理

更新日:2022年09月29日

コイセンサー

一津屋取水場には、コイの行動を観察して淀川原水中の有害物質を早期に感知できる装置を設置しています。
 白いコイを5個の連続した水槽で飼育し、水質に異常があった場合にコイが下流側の水槽に逃げる行動を利用した監視設備です。
 この装置は、水槽内のコイをテレビカメラで常時撮影し、その映像を画像処理してコイの行動パターンに異常があれば、水質異常と判別し、自動的に警報が出るようになっています。

コイセンサーの説明図

メダカを用いた原水水質監視装置

メダカが危険を知らせます。

 メダカの行動を観察して原水中の有害物質を早期に感知します。平成27年度から庭窪浄水場に設置しています。

装置概要

 測定水槽で飼育するメダカをテレビカメラで常時撮影し、その映像を画像処理します。
 水質に異常があった場合、メダカは捕食防御本能(危険がせまると小型魚は群れで固まり、大きくみせようとする)により群れで固まります。このように行動パターンの異常が確認された場合、水質異常と判断し、自動的に警報が出るようになっています。

メダカセンサーの外観の写真。装置中段部に水槽及び監視用カメラ、装置上部に監視用モニターが設置されている様が確認できる

ゆうきセンサー

 淀川から取水する原水に含まれる可能性のあるベンゼンやトルエンなどの有害物質を24時間連続して監視する装置を設置しています。
 このシステムは、1時間に1回の頻度で連続して自動測定・分析を行います。
 水道水の水質基準等で定められた(発がん性や健康への影響が指摘されている)揮発性有機物質に関する情報をリアルタイムで把握します。

左側にサンプリング装置、右側にガスクロマトグラフが並んでいる写真

【サンプリング装置】【ガスクロマトグラフ】

ガスクロマトグラフのモニターに表示されるクロマト画面

【クロマト画面】

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