加圧給水車・組立式緊急貯水槽を配備しました

更新日:2021年03月31日

熊取水道センターでは、地震災害等の大規模な被災によって、水道水の供給能力が低下した場合でも、給水の継続に必要な資機材の確保に努めてまいりました。

平成26年度に、避難所や医療施設への給水も短時間で効率的に行うことが可能となるよう【加圧式給水車】と【組立式緊急貯水槽】を配備しました。

加圧式給水車の概要

車両 2トン ディーゼル車(AT車)

排気量 4,000cc

タンク容量 1,800リットル(600人分/1人1日あたり)

装備等 加圧ポンプ(1分間に300リットル、高さは25メートルの高所まで給水が可能)
カーナビゲーション・広報設備・後方給水栓4栓・スタッドレスタイヤ

購入価格 9,828,000円(消費税込み)

後ろにジャンプ君とメジーナちゃんの絵が描かれている熊取町の加圧式給水車の写真

加圧式給水車とは…

加圧ポンプを装備した給水車は、災害や漏水などの不慮の事故による断水時には、公共施設や病院などに設置されている貯水槽への補給や避難所に設置された組立式緊急貯水槽への給水も短時間で効率的に行うことが可能です。

また、普通自動車免許があれば運転が可能で、他の市町村への災害派遣にも対応できるようナビゲーションシステムとスタッドレスタイヤを装備しています。

平成30年6月18日に発生した大阪府北部地震の際には、一部断水した箕面市に給水応援を行うなど、相互応援体制にも活躍しています。

組立式緊急貯水槽の概要

容量 1,000リットル(330人分/1人1日あたり)

材質 外枠:スチール製 内袋:ポリプロピレン製

購入価格 1セットあたり243,216円(消費税込み)

購入数量 9セット

組立式緊急貯水槽と加圧式給水車がパイプでつながっていて、作業員が作業している写真

左:組立式緊急貯水槽 中央:加圧式給水車 右:非常用給水栓

加圧式給水車から組立式貯水槽へ補充給水作業

組立式緊急貯水槽とは…

指定避難所(熊取町内5小学校・3中学校の合計8か所)の防災倉庫と希望が丘受水・配水場に配備し、使用する際には専用工具なしで組立が可能です。

加圧式給水車から、簡単に補充給水が可能なため、給水車を長時間停車することなく効率よく各避難所への給水が可能です。

衛生面においては外気に触れず補充給水ができるため、飲料水として安心です。

将来にわたり安全で安心な水道水の提供をめざします。

熊取水道センターでは、水道拡張事業計画に基づき配水管や配水場等の水道施設の耐震化や電気・機械設備の保守点検を計画的・効率的に進めています。

お問合せ先

熊取水道センター
〒590-0422
大阪府泉南郡熊取町希望が丘二丁目15番4号
電話:072-452-0357
ファックス:072-452-7865