工業用水道事業の概要

更新日:2022年12月05日

概要

 飲み水がなくては人が生きていくことができないのと同じように、工業用水は産業活動を支える「産業の血液」として必要不可欠なものです。
 旧大阪府水道部では、堺・泉北臨海工業地域における工業用水の需要に対応するため、昭和34年度から44年度にかけて「産業基盤整備」としての工業用水道を建設し、また、昭和62年度から平成6年度にかけて、関西国際空港の対岸の「りんくうタウン」や「食品コンビナート」への施設整備を行い、産業の発展に大きく貢献してきました。
 一方、北摂、東大阪、泉州地域における地下水の汲み上げ規制に伴い、工業用地下水の代替水を供給するために、昭和39年度から54年度にかけて「地盤沈下対策」としての工業用水道を建設しました。
 平成23年4月1日からは大阪広域水道企業団が事業を継承し、府内の企業413社(令和4年3月末現在)に対して給水を行っています。

海に囲まれ、大小様々な建物が密集した広い工業地域を上空から撮影した航空写真

工業用水道事業に関するパンフレットも作成しております。

主要施設及び給水区域

 企業団では、淀川から取り入れた水を守口市にある大庭浄水場と、摂津市にある三島浄水場の2ヵ所で処理し、企業や工場に送っています。2つの浄水場で一日最大給水量80万立方メートルの施設能力をもっており、4つのポンプ場で加圧して配水しています。
 現在、北は高槻市から南は泉南市まで、府内25市2町の企業や工場に給水しています。

主要施設概要及び給水区域詳細
  大庭浄水場 三島浄水場
施設能力 1日あたり60万立方メートル 1日あたり20万立方メートル
関係施設
  • 八尾ポンプ場
  • 泉大津ポンプ場
  • 東除ポンプ場
  • 枚岡加圧ポンプ場
 
給水区域
  • 守口市、門真市、泉大津市、忠岡町の全域
  • 大阪市、寝屋川市、大東市、四條畷市、東大阪市、八尾市、松原市、藤井寺市、羽曳野市、柏原市、堺市、高石市、和泉市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、田尻町の一部
  • 摂津市の全域
  • 豊中市、茨木市、高槻市、吹田市の一部

大庭浄水場

川の向こう岸に市街地が広がり、川の手前の街並みの中に等間隔に区切られて水が溜まっている浄水施設の近隣一帯を上空から撮影した航空写真

三島浄水場

奥に川があり、市街地の中央に四角く等間隔に区切られて水が溜まっている浄水施設の近隣一帯を上空から撮影した航空写真

八尾ポンプ場

施設の下手に道路が走り、水が溜まっている浄水場や建物がある敷地がある近隣一帯を上空から撮影した航空写真

泉大津ポンプ場

左側に幹線道路が走り、中央に緑色の円形の敷地と右手に黄色のタワーがある近隣一帯を上空から撮影した航空写真

お問合せ先

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〒540-0012
大阪府大阪市中央区谷町2-3-12マルイト谷町ビル3階
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