浄水発生土の放射能測定結果
1.はじめに
大阪広域水道企業団では、平成23年5月12日に原子力災害対策本部が『「福島県内の下水処理副次産物の当面の取扱いに関する考え方」について』を公表したことを受け、浄水発生土中の放射能の測定を行いました。その結果について以下のとおりお知らせします。
2.放射能の測定結果
試料採取日
平成23年5月30日
測定結果
分析項目 | 放射能(単位:Bq/kg(乾土)) | ||||
---|---|---|---|---|---|
村野浄水場 発生土 (脱水ケーキ) |
村野浄水場 発生土 (乾燥ケーキ) |
三島浄水場 発生土 (脱水ケーキ) |
大庭浄水場 発生土 (脱水ケーキ) |
大庭浄水場 発生土 (乾燥ケーキ) |
|
放射性ヨウ素 I-131 |
検出せず (13.5) |
検出せず (11.4) |
検出せず (14.8) |
検出せず (12.8) |
検出せず (9.83) |
放射性セシウム Cs-134 |
検出せず (12.2) |
検出せず (10.9) |
検出せず (11.5) |
検出せず (10.7) |
検出せず (7.61) |
放射性セシウム Cs-137 |
検出せず (10.8) |
検出せず (10.2) |
検出せず (12.4) |
検出せず (13.2) |
9.53±3.16 (9.47) |
※カッコ内の値は検出下限値であり、測定で検出できる最小値のことです。放射能測定の特性上、測定ごとに検出限界値が変動します。
今回の浄水発生土の放射能測定結果は、ほとんどが検出下限値未満であり、問題ありません。検出された大庭浄水場発生土(乾燥ケーキ)についても、自然の土壌の放射能(注釈)と同じ程度であり、十分に低い値です。
(注釈)駒村美佐子ら、「わが国の米、小麦および土壌における90Srと137Cs濃度の長期モニタリングと変動解析」,農環研報24,1-21(2006)
水道水については、3月15日の測定開始以降、放射能は検出されておりませんので、安心してお飲みいただけます。
3.今後の方針
今後、放射性物質漏洩の状況に変化があった場合は、必要に応じて浄水発生土の放射能を測定し、結果を公表します。
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更新日:2021年12月07日