水源水質監視

更新日:2021年03月01日

 水源である淀川は、琵琶湖(容積275億立方メートル)の存在により、安定した流況を維持しています。一方、琵琶湖・淀川流域は、大阪府の他、滋賀県、京都府、兵庫県等、約1400万人の人口を抱え、上流から下流まで都市・産業活動等が活発であるため、水道原水に生活排水や産業排水等が流入するといった水の反復利用が行われています。
 このような広域にわたる水源において、企業団独自に、あるいは淀川から取水する他の水道事業体と共同(淀川水質協議会)で、常に水質を監視しています。

琵琶湖調査の採水地点と、淀川調査の採水地点を表示した位置図

定期的な水質監視

 大阪広域水道企業団独自または淀川水質協議会の構成団体と共同で、琵琶湖や淀川の各採水地点において定期的に採水した水を検査し、水道水源の水質を監視しています。

緑や家屋の手前に川があり、橋の上の白い手すりから乗り出すようにして作業服を着た男性が紐付きの赤いバケツで水をくみ上げて採水する様子の写真

水質保全に係わる要望活動

 大阪広域水道企業団では、水源である淀川の水質汚濁防止の徹底を図るため、昭和40年から淀川水質協議会を通じて国や上流の地方自治体に対して水源の汚濁防止を訴え、水源の保全に努めています。

水質事故の対応

 淀川では油の流出や魚の浮上などの水源水質事故が毎年多数発生しており、有害な化学物質が検出されることもあります。
 水源水質事故が発生した時には、現地調査や情報収集、下流の水道事業者への連絡等により、水道水質に影響がないよう、迅速に対応しています。

草が生える川辺にしゃがみこんで採水用の四角い容器を手にしている、ヘルメットをつけて作業服を着た男性の写真

お問合せ先

水質管理センター
〒573-0014
大阪府枚方市村野高見台7-2
電話:072-840-3183
ファックス:072-840-2281

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