大阪広域水道企業団の水道水の放射能測定結果について

更新日:2024年11月26日

水道水の放射能測定結果について

大阪広域水道企業団では、東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の被災以降、水道水の放射能測定を実施しています。

これまでのところ、放射能は検出されておらず、水道水は安全です。

今後も継続して水道水の放射能について測定し、その結果をホームページでお知らせします。

測定結果

村野浄水場の原水(淀川)・水道水の全β放射能の測定結果

採水日 原水(淀川) 水道水
令和6年 8月8日 検出せず 検出せず
       

(※検出せず:全β放射能測定機器の定量限界値0.3Bq/L未満)

指標値等

厚生労働省が定めた水道水に関する管理目標値

放射性セシウム(飲料水) 10Bq(ベクレル)/kg

水道水の放射能が管理目標値を超過した場合の対応について
  1. 飲用しても差し支えありません。
  2. 飲用を控えて下さい。(10Bq/kgを大きく超過または長期間超過が見込まれる場合)

(厚生労働省 平成24年3月5日付け 健水発0305第2号「水道水中の放射性物質に係る管理目標値の設定等について」 の通知による)

原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標

放射性ヨウ素(飲料水) 300Bq/kg
放射性セシウム(飲料水) 200Bq/kg

水道水の放射能が指標値を超過した場合の対応について
  1. 指標を超えるものは飲用を控えて下さい。
  2. 生活用水としての利用には問題はありません。
  3. 代替となる飲用水が無い場合には、飲用しても差し支えありません。

(厚生労働省 平成23年3月19日付け 健水発0319第2号「福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について」 の通知による)

食品衛生法に基づく暫定規制値

放射性ヨウ素(牛乳・乳製品) 300Bq/kg(注1)
(注1)ただし、放射性ヨウ素が100Bq/kgを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導することとされている。

水道水の放射能が暫定規制値を超過した場合の対応について
  1. 水道水の放射性ヨウ素が100Bq/kgを超えた場合には、乳児用調製粉乳を水道水で溶かして乳児に与える等、乳児による水道水の摂取を控えて下さい。
  2. 代替となる飲用水が無い場合には、摂取しても差し支えありません。

(厚生労働省 平成23年3月21日付け 健水発0321第1号「乳児による水道水の摂取に係る対応について」の通知による)

世界保健機関(WHO)飲料水水質ガイドライン(第4版)に基づくスクリーニングレベル

α線およびβ線の形で存在する放射能の総量を測定するスクリーニング手順を用いて、全α放射能は0.5Bq/L、全β放射能は1Bq/L以下であれば、さらに対策を講じる必要がない飲料水のスクリーニングレベルとしている。

監視体制

  • 測定頻度:年2回測定(放射性物質漏洩の状況に変化があった場合は、すみやかに測定体制を強化します。)
  • 測定検体:村野浄水場 原水(淀川)・水道水
  • 測定内容:全β放射能を測定
    → 水道水で1Bq/Lを超えた場合は、さらに放射性ヨウ素、放射性セシウムの濃度を測定

※単位「Bq/L」と「Bq/kg」は同等。

水道水源(琵琶湖・淀川水系)の放射能測定結果

淀川水質協議会(注2)では、水道水源である琵琶湖・淀川水系の代表的な5地点において、放射性物質(セシウム134、セシウム137、ヨウ素131)のモニタリング調査を実施しています。

全地点とも、すべて検出限界値未満で推移しており、問題はありません。

 

(注2)淀川の水質保全を目的として、淀川を水源とする9水道事業体(大阪市水道局、守口市水道局、枚方市上下水道局、吹田市水道部、尼崎市公営企業局、伊丹市上下水道局、西宮市上下水道局、大阪広域水道企業団及び阪神水道企業団)が結成している協議会

測定結果

過去の測定結果

参考

地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所の測定結果はこちらです。

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水質管理センター
〒573-0014
大阪府枚方市村野高見台7-2
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ファックス:072-840-2281

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